11月3日の文化の日、山梨県で開催された在宅医療のフォーラムに参加してきました。テーマは「人生会議(ACP)」。なんだか難しそう?と思ったのですが、参加してみたら「自分らしく生きるって何だろう」を考える、とても温かい時間でした。
## 「人生会議」は終活じゃない!
「人生会議(ACP)」って聞くと、「終活」とか「お葬式の準備」みたいなイメージがありませんか?でも実は全然違うんです!
講演してくださった上條先生が教えてくれたのは、**「これからどう生きたいか」を考えて、大切な人と話し合うこと**。それが人生会議なんだそうです。
実は、いざという時には70%の人が自分で決められなくなってしまうんだとか。だから元気なうちから「自分が大事にしていること」を家族や信頼できる人と共有しておくことが大切なんですね。
## 心に残った事例
95歳の男性の話が印象的でした。施設に入る時「心臓マッサージはいりません」という書類にサインしていたそうです。でも後で肺炎になった時、改めて丁寧に話を聞いてみると「食べられるうちは治療してほしい」というのが本当の気持ちだったんです。
書類にサインしただけじゃダメ。気持ちは変わるから、何度も話し合うことが大事なんだと実感しました。
もう一つ、脳梗塞で車椅子になった70代の男性の話。最初は「妻に迷惑かけたくない」と施設に入ろうとしていたけれど、ケアマネさんが何度も話を聞いて、在宅でのサポート体制を丁寧に説明してくれたことで、自宅に帰ることを決めたそうです。
家に帰ってからは、好きな音楽を聴いて、庭を眺めて、奥さんの料理を食べて…夫婦で旅行にも行けるようになったんだとか。5年後、また脳梗塞になった時も、これまで何度も確認してきた「自宅で最期を迎えたい」という思いを実現できたそうです。
**「どこで過ごすか」より「何を大切にしたいか」が大事**なんだなって思いました。
## グループワークで実感!
参加者みんなで「自分の大切にしていること」を話し合うワークショップもありました。初対面の人たちと自分の価値観を語り合うなんて、最初はドキドキでしたが、話し始めるとみんな真剣に、そして自然に深い話ができて不思議な時間でした。
「小学校から死について考える授業をしたらどうか」という意見が出た時は、会場がざわつきました!確かに、子どもの頃から自然に話せる環境があれば、親とも話しやすくなるかもしれませんね。
## 在宅医療って実はすごい
第二部では、在宅医療の具体的な話を聞きました。92歳の男性(架空の設定)が「将棋がしたい」「床屋に行きたい」「魚が食べたい」という希望を、お医者さんや看護師さん、介護士さんなど色々な人が協力して叶えていく様子が紹介されました。
特別なことじゃなくて、こういう「その人らしい暮らし」を支えることが在宅医療なんだって分かって、なんだかじーんときました。
## 参加してみて
難しいテーマだと思っていたけれど、実は「自分らしく生きる」ことを考える、とても前向きなテーマでした。特別な書類やツールがなくても、日頃から家族や大切な人と「何を大事にしたいか」を話し合っておくこと。それが一番大切なんですね。
皆さんも、今日のご飯を食べながら、ちょっと家族と話してみませんか?「私らしく生きるって何だろう」って。

