シュートの極意

究極的にはシュートが入らないとゲームには勝てません。
シュートを入れるコツを知らない人のために少しヒントを。
まず、簡単なシュートと難しいシュートなら簡単なシュートの方が入ります。
当たり前だって?
この当たり前の事ができず、難しいシュートを打つから外れるんです。
つまり、シュートを簡単にするための工夫をしていないから外れます。

簡単なシュートとはどんなシュートか?
これはずばり「再現性の高いシュート」の事です。
再現性が高い状態とは同じ動作を繰り返したときに誤差の少ない状態です。
このために世の中に言われる「理想のフォーム」というものがあります。
それらはすべて「再現性を高めるため」にあると言っていいと思います。

たとえば、ジャンピングシュートよりもジャンプシュートが推奨されるのは、再現性が高いからです。

一番高い位置でリリースした方がよいのは、腕を伸ばす途中という半端な状態よりも一番高いという不変の状態の方が再現しやすいからです。

真上に跳ぶという動作も、少し前に跳ぶという動作よりも遙かに再現が簡単です。

ワンハンドシュートが推奨されるのも、ボウスハンドよりも動かす関節が少なくてすむために再現性が高くなるからです。

リラックスして力一杯放つ。
手の力加減で距離を調節するのは再現性が低いです。
足の力、膝や股関節を曲げる角度、ボールを構える高さで距離を調節した方が再現性は高くなります。

もちろん、基本から外れているフォームでも、鍛錬により再現性を高める事は可能です。
究極的にはシュートが入るならどんなフォームでもかまわないでしょう。
でも、今シュートが入らないと悩んでいる方は是非自分のシュートフォームの再現性について考えてみてください。

再現性を高めるためのヒント

1.肘を開かない(ワキを閉じる)
2.シューティングラインに指をしっかりのばす
3.ひらひら禁止(シュート後に手のひらを動かす動作)
4.ダブルモーションの禁止(構えた位置からボールを動かす動作)
5.まっすぐ上げる(振り子動作の禁止)
6.頭を動かさない(横に倒したりあごをあげたりしない)
7.スクエアスタンス(ゴールに正対)
8.真上にジャンプ
9.「点」をねらう(なんとなくあの辺という狙い方をしない)

そして、再現性の極めつけは「同じ気持ちで打つ」事です。